おりもの異常
おりものの量や色、においが変化するのは体調の変化の他に、
雑菌の増殖や性感染症が原因となることがあります。
不正出血の初期の段階の場合もあります。
・おりもの の色や量が気になる。
膣内の特殊な雑菌が一時的に増えたり、クラミジアなどの性感染症が原因です。
おりものが赤い、黒褐色などは血液が酸化されて色変化した不正出血です。
この場合は不正出血の原因を検査します
【検査方法】
1.おりもの培養を行うことで検査できます(1週間後に結果は判明します)。
2.検査は痛みなくすぐに終了します。
【原因は?】
膣内の環境が変化することで出てくる症状です。
1.一般細菌の増加。
2.クラミジア・淋病などの性感染症。
3.妊娠。
4.体調の変化や体質的なもの。
【治療方法】
1.抗生剤含有膣錠を膣内に投与します。数日で治ります。
2.性感染症は原因によって治療方法は異なります。
3.性病の疑いがある場合は検査の結果がでるまで、性交渉は控えましょう。
・おりもの の臭いが気になる。
おりものの臭いが気になる場合は、膣内の特殊な雑菌が一時的に増えたことが原因です。
細菌性膣炎と呼ばれます。
【検査方法】
1.おりもの培養を行うことで検査できます(1週間後に結果は判明します)。
2.検査は痛みなくすぐに終了します。
【原因は?】
膣内の環境が変化することで出てくる症状です。
1.風邪、不眠症、疲れ などの体調の変化。
2.抗生剤の服用。
3.妊娠。
4.生理の前後。
5.性行為(SEX)・性病
【治療方法】
1.抗生剤含有膣錠を膣内に投与します。数日で治ります。
2.性感染症は原因によって治療方法は異なります。
3.症状が改善するまで、性交渉は控えましょう。
・おりもの が多く痒みがある。
かゆみは多くの場合、カンジダ膣炎という病気でおこります。
カンジダはカビの一種(真菌症)で、痒みを主な訴えとする病気です。
白い、酒カス状のおりものが多くなります。
【検査方法】
1.おりもの培養を行うことで検査できます(1週間後に結果は判明します)。
2.おりものを顕微鏡で観察し菌糸を確認します。
3.検査は痛みなくすぐに終了します。
【原因は?】
体調が悪くなると、出てくる病気です。
1.風邪、不眠症、疲れ などの体調の変化。
2.抗生剤の服用。
3.妊娠。
4.生理の前後。
5.糖尿病 などの全身性疾患。
6.性行為(SEX)・性病
【治療方法】
1.抗生剤含有膣錠を膣内に投与します。数日で治ります。
2.かゆみを感じる期間 1日1~2回、外陰部にお薬を塗布してください。
3.生理後にまだかゆみがある場合は、治療を継続します。
4.症状が改善するまで、性交渉は控えましょう。